春夏秋冬っていつからいつまでなの？季節・四季の区切り方をまとめてみた

By: Tina D

こんにちは。
かれっとです。

地球上の誰か（僕）がふと思った。

「春っていつからいつまで？」

「え、じゃあ冬は？ 夏は？ 秋は？ いつからいつまでなの？」

それからというもの、気になって仕方がなかったので、我が家のブンちゃんにも聞いてみました。

「ねぇねぇ！教えてブンちゃん！」

………この顔である。

仕方がないので、いろいろと勉強してみました。

すると、季節には様々な区分があると判明しました。

• 気象庁の区分（一般的な区分）
• 年度による人為的な区分（テレビ・ラジオの番組編成・学校）
• 天文学的な区分
• 暦による区分（暦の上では…ってやつです）

この記事では、それぞれの「春夏秋冬とは、いつからいつまでなのか」を、まとめていきたいと思います。

気象庁による春夏秋冬の区分（テレビ・ラジオ・学校など）

気象庁では、四季を以下のように区別しています。

• 春・・・3月から5月
• 夏・・・6月から8月
• 秋・・・9月から11月
• 冬・・・12月から2月

参考: 時に関する用語｜気象庁

そして、一般的にもこの指標が使われています。たとえば天気予報も、この指標を採用しています（参考: 放送での四季（春夏秋冬）の区分は？｜NHK放送文化研究所）

たしかに、この区別の付け方はしっくりきますよね。

「一般的に季節はどう区切られてるのか？ それだけ知りたいぜ！」

という方は、このトピックだけで十分です。以降のトピックでは、思わず誰かに話してみたくなるような（？）、雑学的なお話が続きます。

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年度による人為的な区分（テレビ・ラジオの番組編成・学校）

年度による季節の区切りは、以下の通り。

• 春・・・4月から6月
• 夏・・・7月から9月
• 秋・・・10月から12月
• 冬・・・1月から3月

代表的なのは、テレビやラジオ番組です。「1クール＝3ヶ月」であり、区切りも同じですよね。「春の新番組」は、4月に始まります。

学校や企業でも、同じような区切りがよく見られます。他の行事なども考慮すると、このほうが都合がいいため、この区切りが採用されているのかなぁ、と思います。

二十四節気による区分（暦の上では…）

「暦の上では春ですが、厳しい寒さが続きます」

そんなコメントを、よくニュースで耳にしますよね。

「暦（こよみ・れき）」とは、時間の流れを年・月・週・日といった単位に当てはめるためのシステムです。英語では「calendar（カレンダー）」と言います。

ざっくりした理解でよければ、「暦＝カレンダー」として捉えておきます。

暦には様々な種類があるのですが、このトピックでご紹介するのが、「二十四節気（にじゅうしせっき）」です。

「二十四節気」については、「3月の行事・イベントといえば？」という記事に書いたので、そこから引用してみたいと思います。

「二十四節気ってなんぞや？」といいますと、これは1年を24等分した季節のことです。乱暴に言えば、「春夏秋冬」をもっと細かく分けた感じで、24等分したそれぞれに名称があります。

• 「春分、しゅんぶん」
• 「夏至、げし」
• 「大寒、だいかん」

以上のような言葉を耳にしたがありますよね。これらは、二十四節気の一つです。

ちなみに「大寒」は二十四節気の第24なので、「ラスボス」と覚えておくことにしました。実際強そうな名前ですしね。マヒャドとか使いそうだもん。

まとめると、

「二十四節気　＝　春夏秋冬をそれぞれ6つずつ分けて、6×4＝24の期間を表してみたもの」

ということです。

で、ですね。
二十四節気の中には、「各季節の始まりの時期」を表す名称のものが、4つあります。

それが、

• 立春、りっしゅん（2月4日頃）
• 立夏、りっか（5月6日頃）
• 立秋、りっしゅう（8月8日頃）
• 立冬、りっとう（11月8日頃）

です。

「○月○日頃」となっている理由は、以下の通りです。

二十四節気の求め方には、現在「定気法（ていきほう）」というものが採用されています。これは、太陽が通る道に24のポイントを作って、各ポイントを太陽が通過する瞬間を○○とする方法です。

たとえば、「春分」のポイントを太陽が3月20日に通過したら、春分の日は3月20日ということになります。

太陽を相手にしているので、正確には言い切れないんですね。たとえば「春分の日」の場合、正確な日付は前年の2月1日に分かります。

つまり、太陽が無くなったら、二十四節気に関連した祝日が消えてしまうということです……（それどころじゃない）。

さて、以上を整理すると、暦（二十四節気）の上での春夏秋冬は、以下のようになります。

• 春・・・2月4日頃〜5月5日頃まで
• 夏・・・5月6日頃〜8月7日頃まで
• 秋・・・8月8日頃〜11月7日頃まで
• 冬・・・11月8日〜2月3日頃まで

つまりこれが、各季節の始まりから終わりということなんですが、早くないですか？ 一般的に言われている季節の区切りに比べて、どれも1ヶ月ほど早いのです。「ボタン掛け違えちゃった」みたいな感じになってます。

この「ズレ」については、以下のサイト様が詳しく紹介していてオススメです。

なぜずれる？　二十四節気と季節感｜こよみのページ

天文学的・西洋的な春夏秋冬の区分

天文学や西洋的な区切りでは、「二至二分（にしにぶん）」を基準にして、季節を分けています。

二至二分とは、「二至」と「二分」のことで、

二至・・・夏至（げし）、冬至（とうじ）
二分・・・春分（しゅんぶん）、秋分（しゅうぶん）

です。

これらは、先ほど登場した「二十四節気」に含まれます。

天文学や西洋の区切りでは、1年を「夏至、冬至、春分、秋分」で４等分しています。つまり、春分〜夏至までが「春」であるということです。

それぞれをまとめると、以下のようになります。

• 春・・・春分（3/21頃）〜 6/20頃まで
• 夏・・・夏至（6/21頃）〜 9/22頃まで
• 秋・・・秋分（9/23頃）〜 12/21まで
• 冬・・・冬至（12/22頃）〜3/20頃まで

まとめ

最後に、今回ご紹介した季節の区分をまとめます。

気象庁による区分（一般的な区分）

• 春・・・3月から5月
• 夏・・・6月から8月
• 秋・・・9月から11月
• 冬・・・12月から2月

年度による区分（テレビ・ラジオの番組編成・学校）

• 春・・・4月から6月
• 夏・・・7月から9月
• 秋・・・10月から12月
• 冬・・・1月から3月

二十四節気による区分

• 春・・・2月4日頃〜5月5日頃まで
• 夏・・・5月6日頃〜8月7日頃まで
• 秋・・・8月8日頃〜11月7日頃まで
• 冬・・・11月8日〜2月3日頃まで

天文学的・西洋的な区分

• 春・・・春分（3/21頃）〜 6/20頃まで
• 夏・・・夏至（6/21頃）〜 9/22頃まで
• 秋・・・秋分（9/23頃）〜 12/21まで
• 冬・・・冬至（12/22頃）〜3/20頃まで

今回は、よく知られている「季節の区分」をまとめてみました。

そこに季節の区切りがあったり、カレンダーというものがあったり……。そんなのは当たり前のように思ってきましたが、過去の人たちが一生懸命になって作成・改良を加えてきたものなんですよね。

「2月1日に遊ぼう！」

そんな約束ができるのって、実はすごいんです。

先人に感謝を。そして僕も、間接的でもいいから、未来の人たちに何かを残せるような人になりたいものです。

季節の区分は、他にも「旧暦による区分」など、いろいろあります。この記事が、暦に関するアレコレを楽しむためのキッカケになったらいいなぁ、と思っております。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました！