ちはやふる26巻の感想・考察(ネタバレ注意)
2015/04/14
追記
27巻の感想も書きました! ⇒ ちはやふる27巻の感想・考察(ネタバレ注意)
こんにちは。かれっとです。
少し遅くなってしまったのですが、今回の記事では、ちはやふる26巻の感想・考察を書いていきたいと思います。
名人戦も終わり、また新たなステージに進んだ26巻。いろいろな事がありました…。
以下、ちはやふる26巻の感想に移ります。その前に、簡単な注意事項をば!
・ネタバレを含んだ内容になっています。ご注意ください。
・考察はあくまで妄想です。 それを念頭において、ご覧いただければ幸いです。
ちはやふる26巻の感想
ついに千早への想いを伝えた太一
26巻の一番大きな出来事は、やはりこれですよね。
BE LOVE19号、今日発売なのですね。ちはやふるも載っております。よろしくお願いします。と宣伝をして読んで欲しいと思っていても、自分は読めないでおります。描いたのに、手元にあるのに読めない。読むのこわい。そういう時が作品にはあります。そういう回です。ちはやふる137首。
— 末次由紀クーベルチュール2巻11/13! (@yuyu2000_0908) 2014, 9月 13
末次由紀先生のツイートにもありましたが、137首は、太一が新のメガネを隠したことを打ち明け、そして想いを伝えた話です。
「ザ・自然体なのが千早と新であれば、ザ・理性的なのが太一」…というのが、僕の中のイメージでした。太一はいつも自分と戦っていて、一歩一歩進んできて……。
そんな歩みの中で、ようやく千早に過去のことを打ち明けて(これを打ち明けないと、いつまでも自分が卑怯なままの人間だから)、そして想いを告げました。
しかしながら、千早は太一の想いを受け取りません。太一のことは愛しているに違いないのですが、そのLOVEの形は、彼氏彼女みたいな感情ではなくて、どちらかと言えば、それは新に向けられている。
新に告白された後と、太一に告白された後の千早のリアクションの差が、とても印象的でした。
新の場合は、バタンと倒れたのち、(゜д゜)ポカーン と放心状態になる千早。
引用:ちはやふる23巻38Pより
そして太一の場合は…チャイムに消えるような、小さな声での「ごめん」。
引用:ちはやふる26巻150Pより
太一の気持ちが分かり、でもそれに応えられない自分が居る。でもでも、太一の気持ちを考えると……千早の行き場のないような、何とも言えない苦しい表情も分かります。
「私のどこが好きなの?」
という慣用句(習慣として長く使われたきた言い回し)があります。
こう問われて困った経験がある方は少なくないと思いますが、この問いに対する答えは、大抵は後付けです。だって人は、何かを感情的に(つまりは自然に)好きになるのだから。
好きになる ⇒ どうして好きになったんだろうなぁ? 優しいから? カッコイイから? 面白いから?
理由は後付けに過ぎなくて、「(恋愛感情としての)好き・愛してる」とか、「(恋愛感情ではなく)好き・愛してる」みたいな感情は、「なんとなく」から始まるのだと思っています。
だから、どれだけ太一が千早に尽くしても、千早が太一を(少なくとも今は)恋愛対象として見られないのは、仕方のないことです。なぜならこの感情は、論理的に(「AだからB」みたいに)、「○○だから好きになろう」と、自分自身でコントロールできるものではないからです。
千早は太一が大好きです。「笑っていてほしい」という切実な願いが示すように。でも、好きの形が違うから、千早と太一のピースは、現段階ではどうやっても繋がらないのです。
形容し難いものがあります…。
===
そして、太一はかるた部をやめます。それを引き留める千早に、無理矢理キスもしました。
「石でできてるとでも思ってんのか」
……内面の描写も見ていて、太一の人間らしさ、人間臭さを知っている読者は別ですが、それを知らないと、いつも完璧に振る舞っている太一は、まるで石のように見えるかもしれません。
そう、いつも人前では自分を演じられる太一が、この時はできなかった。無理矢理にキスはするし、札はどうやったって真っ黒に見えるし……どれだけ追い込まれてるの……?
百三十八首のラストにある踏切は、まるで二人を分断するみたいに映りました。
そんな切ない26巻のラスト、そして別れだったわけですが、普通に考えると、このままで終わるはずがないのです(と、言い聞かせないと辛いです…苦笑)。
「ONE PIECEのルフィが海賊王になるだろうなぁ」とか、「千早はクイーンになるだろうなぁ」みたいに、そこは揺るぎない部分だと思います。太一のかるたがこのまま終わるハズはないし、千早との関係もこのまま終わるなんて、あり得ないです。
では、どうやってこの関係がまとまるのか……というのは、想像がつきません(笑)
ただ、物語というのは、壁を越える ⇒ 壁に出会う ⇒ 壁を越える…という流れが、最終回まで続きます。
そして、「壁を越える」ためには、
何らかの「キッカケ」が必ず必要です。
そして、物語の作者が、その「キッカケ」として用意することが多いのが、「人間」です。
いったい誰が、この役割を担うのか…というのは分からないのですが、個人的な願望(予想ではなく)としては、こういう役割は原田先生に期待!(単なる原田先生のファンです笑)
少し気になったのは、新キャラの新海太一先生です。なぜ、太一と同じ名前なのか? そこに何か意味があって、今後絡んでくる可能性も…?
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オマケ1 太一のTシャツと、26巻の表紙
51P – 千早の頭の中の回想で太一が着ているTシャツの英単語
⇒ 意味は「永久(不変)の」
26巻表紙の彼岸花の花言葉
独立、情熱、あきらめ、再会
悲しい思い出
想うはあなた一人
また会う日を楽しみに
…(;_;)
オマケ2 ちはやふるの今後で楽しみなこと
今後の気になる点について、まとめてみたいと思います。
太一の相談
太一が部を去る前、肉まんくんと机くんに相談をしました。
相談の内容は、「真島部長」ゆえに、単なる部の引き継ぎに関することかもしれません。でも、もし何か他にあるならば…?
とにもかくにも、太一が気になりすぎます。
藤岡東にかるた部ができる!
「作ろっさ かるた部」
ということで、新が次の高校かるた選手権に出てくる伏線かも…!? 団体戦のメンバー集めは大変かもしれないけれど、瑞沢高校と対戦することになったら……! 胸が熱くなります。
そもそも太一は、3年時は受験があるために、かるたを続けるか微妙でした。そして、今回のこともあります。でも、戻ってきたときには…!!
おわりに+27巻の発売日について
27巻は2015年春に発売予定であることが、26巻の帯に書いてあります。正式な発売日は、もう少し経ってから明らかになるっぽいですね。作者の末次由紀さんのTwitterなどをフォローしておくと、発売日などを告知してくれると思いますよ!
27巻も、とっても楽しみです!
……それでは、今回はここまでとなります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
☆関連記事
(前巻)ちはやふる25巻の感想・考察(ネタバレ注意)周防名人と兼子ちゃん中心
(次巻)ちはやふる27巻の感想・考察(ネタバレ注意)
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