カレットライト

ちはやふる27巻の感想・考察(ネタバレ注意)

      2015/08/19

ちはやふる28巻表紙

衝撃のラストだった26巻……太一と千早に、また瑞沢高校かるた部に激震の走った26巻から、どのように物語が動いていくのか、本当に気になっていました。

発売日の今日、さっそく最新巻を読んだので、その感想を書いていきたいと思います。

以下は注意点です。

  • ネタバレを含んだ内容になっています。ご注意ください。
  • 考察はあくまで妄想です。 それを念頭において、ご覧いただければ幸いです。

それでは、はじめていきたいと思います。

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ちはやふる27巻の感想・考察(ネタバレ注意)

27巻の千早と太一について

太一との一件があってから、千早はいつもの千早ではなくなっていました。

私 
私が…
岩だったんです

引用: 25-26P

波(太一)は心が砕けんばかりなのに、岩(千早)はビクともしない。平気な顔をしている。

しかし今となっては、千早は太一のことで激しく思い悩み、どうしていいのか分からない迷いに、あるいは罪悪感のようなものに苦しんでいます。

「岩だった」と過去形なのは、今の千早を見れば明らかですよね。深作先生が「君も砕けそうですよ」と言うように。

そして、深作先生の「学びなさい」の言葉をキッカケに、猛烈に勉強を始める千早。「太一」や「かるた」の事を考えまいとするようにも見える、異常な集中力でした。

いっぽうで太一も、予備校での「だれもしない 部活の話なんか かるたの話なんか(34P)」という心理描写が表すように、「かるた」をできるだけ避けようとしています。しかし、そこには周防名人が。

周防さんが生徒に挨拶するとき、簡単なスピーチを行いましたが、その中でも以下の部分が気になっています。

周防名人 青春 月日引用: 83P

“「月日」があったこと ”

この「月日」には、「時間の流れ」という意味と、「月と太陽」の意味がある。

周防さんがどういうつもりで言ったか(末次先生がどういうつもりが書いたか)は分かりませんが、そういう解釈もできるのではないかと思いました。

「月日」の辞書的な意味は、以下の通りです。

つき ひ 【月日】
①月と太陽。日月。
②時間。時日。光陰。 「 -の経つのは早いものだ」
③毎日の生活。 「希望のない-を送る」

引用: weblio辞書「月日

「青春という文字の中には月日がある」「言葉には力がある」

周防さんの言葉をキッカケに、太一は自分の青春の「月日」について思いを巡らせ、また原田先生の力ある「言葉」を思い出したのではないでしょうか。

一度は原田先生の言葉を「呪いだ」と思う太一ですが、「でも おれをずっと励ましてくれてたあの言葉を あの毎日を 呪いにしたまま生きていくなんてできない(59P)」と、周防名人のあとを追います。

「どうするつもりだ どうするつもりだ」という心理描写からもうかがえるように、自分がどうするつもりなのか、太一自身もハッキリと理解していないようです。しかし、「このまま終わるのだけは違う(呪いにしたまま生きていくのは違う)」ということを、無意識的に理解した末の行動だったのではないでしょうか。

27巻の最後には、千早と太一に、新からメールが届きました。

「太一は必ず戻ってくる」というのは、「新からのメッセージ?」と一瞬思ったのですが、メールの本文は「近江神宮で会おう」で終わっているので、千早がメールをキッカケに思い出した形だと解釈しています。

つまり、千早が自ら「そうだ、太一は必ず戻ってくる。だから強くなって太一を待とう」と考えたということです。これは、思い悩む千早に一区切りついたような、吹っ切れたような描写だと感じました。

27巻の最後には、太一が周防名人と練習をしているとも思える描写があります。

太一は必ず戻ってくる。強くなって戻ってくる。

メインの考察はここまでです。ここからは、他の部分について、少しずつ触れていきたいと思います。

瑞沢高校かるた部のその後

太一と千早が抜けたかるた部ですが、残った2年3年のみんなが本当に立派で、かるた部顧問の「女帝」じゃないですが、なんだか泣けてきました……。昔の彼らを知っているからこそ、人間的な成長に感動しました。そして嬉しかった。

二人が欠けて苦労が耐えない中で、それでも懸命に前に進む彼らには、絶対にすてきなご褒美があるって信じてます。

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太一にとっての「月と太陽」とは?

周防さんの「月日」の言葉を聞いていて、ふと思ったのですが、太一にとっての「月と太陽」とは何でしょうか。机くんのように、両方とも千早でしょうか。

でも「原動力」という視点から考えれば、片方は「新」なのかもしれないですね。

周防名人はかるたが好きではないのか?

「周防名人にとって、かるたは目的のための手段である。だから当然好きではない。」

という考察を、25巻の時にしました。 

関連記事: ちはやふる25巻の感想・考察(ネタバレ注意)周防名人と兼子ちゃん中心

しかし、25巻の中で「かるたが楽しかった」という気持ちを抱く周防名人を見て、僕は「かるたを好きになったのかな(かるたが手段ではなく、かるた自体が目的になったのかな)」と思ったのでした。

27巻での太一とのやり取りを見ていると、それは違うようですね。あのときの「かるたが楽しかった」というのは、「原田先生が相手だったからこそ」であり、ひいては「かるたではなく、あのような駆け引きをすることが楽しい」ということだったのかなぁと、考えたりしていました。

「かるた」は別に好きではない。しかし原田先生との駆け引きは楽しかった。新も楽しませてくれそうだから、もう一年オマケしよう。

……みたいな。

余談ですが、92P下段の周防名人がイケメンすぎます。

(美人が多いと評判の吹奏楽部との)夏の2泊3日の合宿計画プリント

この計画、ぜんぶ「(提案中)」なんですよね。たぶん実現しないですよね(笑)

ちはやふる28巻の発売日は?

ちはやふる28巻の発売日は、7月13日です。

今回の記事はここまでです。最後に防備録として、28巻の発売日を記載しておきたいと思います。

28巻は、ついに高校選手権が始まるようですね。「最後の一年」というフレーズを見ると、ドキドキが強くなる一方で、そろそろ終わりに向かっているようで、悲しい感じもします。

ちはやふるに限らないですが、何事にも「終わり」がくるんですよね。今あるひとつひとつを大切にしていきたいと、改めて思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事: ちはやふる28巻の感想(ネタバレ注意)

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