三鷹の森ジブリ美術館の感想と楽しみ方(見どころ)を紹介するよ!
2015/09/28
迷子になろうよ
いっしょに。
「三鷹の森ジブリ美術館」で迷子になってきました。
今回は、その時の感想と、個人的に思った楽しみ方(見どころ)についてご紹介していきたいと思います。
「行ってみたいけど、どうしようかなぁ」と考えている方に、一つの口コミ・評判として参考になれば幸いです。
三鷹の森ジブリ美術館の楽しみ方・見どころ
見どころは全部です!(笑)
なのですが、強いて言うと、美術館内に施された様々な仕掛け・装飾が、個人的な見どころです。
細かい仕掛けも好きですが、いちばん好きなのはステンドグラス。美術館内を歩きながら、いろいろなところに目を向けてみてください。
ゆっくりと移動して、なおかつ何周もしてジブリ美術館を堪能するのが、僕なりの見どころ・おすすめの楽しみ方です。
……とは言いつつも、楽しみ方なんて決まっていないので、いちばんいいのは、あなたなりの自由な楽しみ方で楽しむことです。
大丈夫です。楽しみ方を意識しなくても、自然と楽しさがこみあげてきます。もし楽しみ方を思いつかなくても、なにも考えずに飛び込んでみてください。
事前準備は必要? 見ておくべき映画などはある?
必須ではありません。
展示物は…
ジブリファンだけがよろこぶ場所にはしたくない
という宮崎駿さんのことばもあります。
もしもあなたがジブリの映画を見たことがなくても、じゅうぶんに楽しめると思います。
しかし、強いて言うのであれば、やはりジブリの映画作品を見ておいてほうが楽しめます。
展示物でもっとも多いのは、おそらく「となりのトトロ」です。もしもジブリをまったく知らないのであれば、「となりのトトロ」をチェックしてみましょう。小さいお子さんも楽しめる映画です。
ここからは、各種スペース・展示スペースなどの感想について、お話していきたいと思います。
各展示の感想
美術館行きのコミュニティバスがかわいい
ジブリ美術館は吉祥寺からも行けますが、僕は三鷹駅から向かいました。三鷹駅からは、スタジオジブリがデザインしたコミュニティバスが走っています。
外観だけでなく、バスの中の広告もジブリだらけで、きたぞ!という感じがします。
バスからの眺めは、とてもいいです。しばらく川沿いを走っていって、その後は井の頭公園のあたりを通っていきます。
ぼくは川沿い側の席ではなかったため、しかたなく道路にあったカラーコーンを撮影しておきました(苦笑)
想像以上に「森」で驚いた
下調べせずに行ったので、ジブリ美術館がこんなにも自然ゆたかな場所にあり、またジブリ美術館そのものも自然にあふれた場所だったのはおどろきました。
草木が密集している場所とか、ふつうにクモの巣があったりします(巣は、スタッフさんが撤去作業をしていました)。
すごくのどかな雰囲気で、「ああ、落ち着くなぁ」ってしみじみしちゃいました。
トトロの受付(偽)
美術館の入り口近くには、ニセ受付があります。
画像のように、トトロがいます。ここからは入場できないので、ご注意を!(笑)
「ススワタリ(まっくろくろすけ)」もいます。
いざ入館! 〜ジブリ美術館内は撮影禁止です
お知らせとお願い
美術館内での写真撮影・ビデオ撮影はご遠慮ください。
ジブリ美術館は物語の入り口です。
物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。皆様のご理解とご協力をお願いします。
館主: 宮崎駿
という内容の立て看板が、入り口の部分にはあります。
カメラで思い出を残すのもいいのですが、そうするとライブ感は減ってしまいます。
ジブリ美術館は、「すばらしいものを感情として記録しておく場所」だと思いました。
美術館全体が訴えかけてくるなにかを感じて、それを心のノートに刻み込んでおく場所です。
この記事では、あえて建物外の画像をあまり掲載していません(たとえば「まもり神」など)。ここに掲載するよりも、あなたの目ではじめて見るのがいちばんだと感じたからです。
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受付
入場してすぐの受付では、入場券を「フィルムチケット」に引き換えてもらえます。
どの映画の、どの場面のフィルムがもらえるかは、完全にランダムです。自分の好きな映画の、好きな場面がもらえるといいですね!
僕は以下のものでした。
動き始めの部屋(常設展示室)
絵や人形が、様々な方法によって動き出す様子が展示されています。
「ゾートロープ」という、残像を利用した「動いて見えるような仕掛け」は圧巻でした。人の目の錯覚を利用して、動いているように見せます。凄いのは分かるのですが、なんだかもう無知な僕には、なにがどれくらい凄いのか、よく分からないレベルでした(笑)
「フィルムぐるぐる」というショートムービーが見られる展示もあります。
僕が行ったときは、「進化論」というタイトルのショートムービーが上映されていました。音はありません。
ぜひ、最初から最後までご覧になってみてください。「ふふ」と、少しほほえむ結末です。
映画の生まれる所(常設展示室)
名前の通り、「映画の生まれるところ」が展示されています。
- 映画ができるまでの過程にはどんなものがあって
- それぞれの過程ではどんなことをしていて
- どんなこだわりがあって
- どんな困難さがあって
などなどが伝わってきます。映画作りにどれだけの手間がかかるのかを垣間見ることができて感動します。
もっと細かいところで言えば、本棚の本を見れば、どんな本を参考にしているのかが伝わってきます。灰皿・コーヒーなんかも置いてありますが、こういう現場には本当によく似合うなぁ、みたいな観察もできます。
宮崎駿さんによる解説が付いている箇所もあります。また、原画や絵コンテなどが展示されているので、ファンにはたまりません。
特別展自室(企画展示)
この展示は、およそ1年周期で変わっていきます。
僕が行った時には、「クルミわり人形とネズミの王さま展」の展示がありました。
この展示の感想については、別記事にまとめてあります。ご興味をもっていただけましたら、ぜひ。 ⇒ 「クルミわり人形とネズミの王さま展」の感想
CINEMA土星座(映像展示室)
毎時15分、35分、55分に開演します(※17時の回は35分が最終)
混雑時は、座席ではなく会場内の階段で観ることになります。僕は座席で観られましたが、階段でもそんなに座りづらいそうな/観づらそうな感じはなかったですよ。
上映作品は周期的に変わります。自分の観たい映画の上映スケジュールに合わせて、来場時期を決めるのもひとつの手です。
作品一覧・上映スケジュールなどは、ジブリ美術館のHPにある「映像展示室 土星座」のページをご覧ください。
僕が見に行ったときは、トトロの「めいとこねこバス」でした。最高に楽しい気持ちにさせてくれる短編映画でした。
ショップ マンマユート(MAMMA AIUTO!)
グッズショップです。見ているだけで心が躍ります。テンションは上がり、お財布の残高はさがります。ジブリ好きなら、出費のご覚悟を!(笑)
ネコバス
小学生以下限定で、ネコバスに乗ることができます。
ぼくものりたかったです。
カフェ 麦わら帽子
ドリンク・軽食でひと息つくことも、がっつりとお腹をみたすこともできます。
基本的には待ち時間がありますが、夕方ごろは待ち時間なく入店できました。「わんぱく肉ボールをのせたナポリタン」をいただきました。
テイクアウトもできるコーナーは、終日待ち時間が少なめです。水分補給・軽食にはうってつけです。アイスがよく売れていました。
個人的なおすすめは、「麦わらぼうしのチーズドッグ」です。
外はバリっ、中はふんわり焼かれたパンに、ジューシーなソーセージと濃厚なチーズが合わさっていて、そこにピクルスのアクセントが加わります。特にチーズがおいしかったです。
ジブリ美術館のパティオ
「パティオ」とは、スペイン語で「中庭」のことです。
人が少ないのと、緑に囲まれているので、ちょっとしたリラックスによかったです。
もちろん、いろいろと観察するのもたのしいです。
屋上庭園と「まもり神」について
2Fの螺旋階段を上って屋上に進むと、屋上庭園があります。
そこにはロボット兵があります。約5mもあり、迫力満点です。記念撮影のスポットにもなっているので、記念撮影をしたい方はこちらがおすすめです。
さらに屋上庭園の奥に進んでいくと、ラピュタのあれが……!?
図書閲覧室 トライホークス
図書閲覧室です。気に入った本は購入できます。僕も気づいたら4000円くらい使っていました(笑)
ジブリ関連本だけでなく、宮崎駿さんおすすめの本もあります。「どんな本をおすすめするのかな」とながめているだけでたのしいです。
おわりに
ジブリ美術館は、全体的エネルギーにあふれる場所でした。ジブリ美術館にかかわる方の情熱がそうさせているのでしょう。
退館の際には、まるでデートの別れ際みたいに、後ろ髪を引かれる思いでした。
そんな名残惜しさとともに、どこか不思議な高揚感があるというか、ジブリ美術館の持つエネルギーを、僕自身もすこしおすそ分けしてもらったような、そんな気分で家路につきました。
宮崎駿さんは、ジブリ美術館の公式HPに掲載された「こんな美術館にしたい」というページで、以下のような美術館にしたいとおっしゃっています。
入った時より、出る時ちょっぴり心がゆたかになってしまう美術館
この言葉通り、本当に心がゆたかになります。
お一人で、お友達と、恋人と、ご家族で。ぜひ、ジブリ美術館で迷子になってみませんか。
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Comment
楽しそうな情報ありがとうございます。
近くジブリの森に行く予定なので、教えてもらったところなどに行ってみます。♪
ありがとうございました。
>>と さん
コメントをいただきありがとうございます! いえいえ、どういたしまして。ジブリ美術館は、とってもすてきな場所です。楽しいひとときを♪
11月に3歳の娘と行く予定です。とっても、待ち遠しくなりました。カメラやスマホはカバンにしまって、全身で楽しんでこようと思います。素敵な情報ありがとうございました。
11月に3歳の娘と行く予定なのですが、今からとっても待ち遠しくなりました。カメラやスマホはカバンにしまって、全身でどっぷり楽しんでこようと思います。素敵な情報ありがとうございました。
>>のんママさん
コメントをいただきありがとうございます! 私の拙い文章で、少しでも魅力が伝わってよかったです! 実際はもう、とても言葉にできない感動がいくつもあります…!! すてきな一日を!
11月に行く予定です!
今から楽しみで、情報を見ています。
一番好きなアニメは、魔女の宅急便なので どんな感じかなって想像しています!
あと、ねこバスのもふもふ感に期待です。
>>Kaoさん
コメントをいただきありがとうございます! 魔女の宅急便は、僕もジブリで一番好きな映画です。もう情報を集める中で画像を見てしまったかもしれませんが、ネコバスの近く、3階に魔女の宅急便のすてきなものがあります…!! もしご存知なかったら、当日の楽しみにとっておくと、より楽しめるかもしれません。すてきな一日を(^^*)
初めまして。
今度3歳の子供と行く予定なんですが、映画など、大きな音とか暗いところが苦手な子です。 楽しめるでしょうか?
>>すんさん
はじめまして、コメントをいただきありがとうございます。大きな音が出たり暗い場所も部分的にはありますが、それは一部でした。暗いところは展示室と映画の上映スペースくらいで、大きな音に関しては「あったかな?」という感じです(来館から少し日時が経ちましたので記憶が鮮明ではないのと、あまりその部分を意識していないので、あまり信頼できる情報ではないかもしれません)。
ですので、そういう場所を避けたとしても、十分楽しめるとは思います。私自身子どもがおらず、あくまで想像になってしまうのですが…。参考になりましたら幸いです。
そうですよね。必死にいろんなところを探して、ここに辿り着きコメントを入れさせて頂きましたが、ずいぶん前の投稿だったので、申し訳ないなと思いつつでした。
ご丁寧にありがとうございます。楽しめるところが充分ありそうなので、安心しました。
行ってきます!
>>すんさん
いえいえ、どういたしましてです。お力になれたか怪しいですが…(汗)
すてきな1日になることをお祈りしています!